こんにちは、小村です。
お陰様で法人設立12周年目がタートしました。あっという間の11年間でした。
日々忙しくなかなか初心に戻れませんが、Zone設立時を振り返ってみました。
Zone誕生秘話。今だから明かせるエピソードや裏話しを紹介させて頂きます。
ご存知の方も多いと思いますが、私達が勤めていた以前の会社は東京オート販売㈱
(TA)と言いまして、東京と神奈川に6拠点展開していた中古車販売会社でした。
その中で私が相模原南営業所を任されて、Z32専門店を作って運営していました。
当時、在庫50台で月販約30台、整備は月に50台以上こなしてた繁盛店でした。
ところが平成16年12月20日20時に突然の計画倒産。その瞬間に独立を決意。
当時のメカニックと営業だった三ツ木と大類に「一緒に独立しよう!」と声をかけ、
二つ返事で了承してくれました。一寸先は闇の中、付いてきてくれて感謝してます。
当時、三ツ木は入社して1年足らずで、Z32の整備に日々奮闘していた頃でした。
大類は私のお客様でしたが、一緒に仕事を始めて10ヶ月のことだったと思います。
新生Z32専門店にはこの二人は欠かせないと、即行声をかけたのを覚えています。
お世話になっていたU社長夫妻とオーナーズクラブForceの皆様のご協力の元、
今の店舗へ移転することになりました。TAから成約車やお預かり車を無事に移動。
とにかく早く新店舗をオープンさせるため、クリスマスも正月もないまま不眠不休
でオープン準備をしました。元旦に決起大会を行い、ショップ名をZoneに決定。
FALCONに808番に登録していた私のハンドル名がZone(ゾーン)でしたが、
Zで一からスタート、Zが一番、Z一筋、とも思いから読み方を「ゼットワン」に。
U夫妻とForceの皆様へのご恩は一生忘れません。本当に有難うございました。
TA社長に退職金代わりにデモカーを頂きました。TA時代の集大成とも言うべき
ドレスアップカーでした。次にこれをZoneのデモカーとしてアピールしました。
結局、この車も見た目は非常に良かったのですが、メンテナンスを怠っていたので
調子を崩し姿を消してしまったのです。そこからメンテナンス指向に転身しました。
TAが無くなる前に東京オートサロンの出展申込みをしていたので、そのまま出展。
これが初仕事でした。こちらもForceさんのご協力で盛況のうちに終りました。
車輌は、映画『スピードマスター』に撮影協力させて頂いたCoolさんのZ32。
『スピードマスター』をまだご覧になっていない方、面白いのでぜひご覧ください。
TAが無くなって1ヶ月後の1月20日、新店舗をオープンすることができました。
残念ながら天候には恵まれず、小雪が舞うとても寒い日でした。そんな中、朝から
たくさんの方にお越し頂きました。お花や暖かいメッセージもたくさん頂きました。
大変有り難く、「Z32を後世に残すための専門店を作るぞ」と気合が入りました。
オープン準備の疲れも一気に吹き飛び、独立して良かったと希望に満ちていました。
「Zone」ロゴはForceメンバーI様に考えて頂き、早速看板を作りました。
やっと電話・FAX・ネットも繋がり準備万端。スタート好調に思えたのですが。。。
もちろん今までの取引先様とも問題なくお付き合いさせて頂けると思っていました。
実は、TAが取引先様に売掛けを残したまま無くなってしまったので、半分以上の
会社からそっぽを向かれました。純正部品もオリジナルパーツ等の一部も仕入れが
出来きず、ローン会社の取扱いも出来ませんでした。これが最初の難関でした。。。
とにかく行動。取引を再開して欲しい会社へアポを取って、土下座して回りました。
「TAで迷惑をかけた分Zoneで頑張ります」と。何とか全社取引再開しました。
軌道に乗るまで壮絶な毎日でしたが、U社長がその都度アドバイスしてくれました。
お馴染みのこのステッカーもU社長のデザインです。経理は妻がやってくれました。
こうして前途多難の中、新生Z32専門店Zoneが何とかスタートしたのです。。。